空回りばかりの毎日に
疲れて眠れない夜に
追い立てるような朝の太陽が
また 空を照らしだすから

鏡の前 ただ 立ち尽くす僕の
瞳が訊ねた 明日の行方を

今日も その次の日も 僕は生きる
誰にも奪えない 悲しげな Right to Life
「どこに行くのか」と問いかけられ
答えられないまま僕は泣いていた


霧の中にはもう一つの場所
僕と同じ顔が頷いた

「ただ日々を生きる それだけでいい」と
だから僕はやっと 「違う」と叫べた

いつかは叶えたい夢があった
今すぐやらなくちゃいけないことも
「どこに行くのか」の答えはなくて
だからこそ明日の夕日は美しい


「生きていい」と誰かが微笑む
哀れで小さな 悲しげな Right to Life
「どこに行くのか」が分かりきった
幸せのありかに背を向けよう


守りたいものも 手にしたいものも
誰かに認められるものじゃない
自分の足で、眼で見つけ出せる
誰にも奪えない 「僕の生きる理由」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

生存権 -Right to life-

英語圏のシェアワールド創作作品群「SCP Foundation」の日本支部エピソード「SCP-062-JP」(http://ja.scp-wiki.net/scp-062-jp)から着想を得た楽曲の歌詞です。

「生きる権利は誰でも持っている、しかし、生きる目的を持つものは少ない。」

※歌詞中の言及では「生存権=ただ生きる権利」という意味合いにとらえていますが、本来の生存権は文化的な生活を送ることも含めての権利です。

閲覧数:246

投稿日:2016/06/26 19:51:42

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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