ジャケット

朝靄を幽か纏った太陽
街が目覚めてまた動き出して仕舞う
私だけが取り残されたようだな

此処に在るらしい心はどうも
痛みを伴う許りで嫌に成るな
君の温度を少し頂戴よ
ほら、冷たい朝が終わる前にさ

空が青色に汚れて征く
世界をまた遠避けて

Stay me
全部、繋いでランダー
消えそうな聲は鈍化して曖昧に
いつ間違えた?
苦しさの意味を何度も反芻して仕舞うのだ

沈く絢爛、繰り返す輪廻よ
幸不幸も等しく連れ去って征け
そんな祈りも虚しく
今日も存在は不確かな儘なのだ

嚥下したメーデー
淡い憧憬、一齣(ひとくさり)の空論で
ぞんざいに今日を
見送って仕舞うようだ

落魄が染み付いた儘
呼吸も出来なく成って征く
どうだい?
悲しみを憶えているかい?

嗚呼

君が歌う虚構の愛も
喧騒に混ぜて忘れる事にした
少しずつ失えば怖くないから

漫ろに残る苦しみがどうも
何時迄も夜を離せず泣いていた
軈て日々は終わりを迎えるから
小さくまた、ぽつり

Rainy
厭離、望んでエンヴィ
感情は疾うに草臥れて鮮明に
it's my own fault
不揃いな音で何度も足踏みして仕舞うのだ

揺らぐ心象、木洩れ日の下で
転んだ儘、起き上がれず待っていた
狼狽した言葉から
バイバイを見失った儘なのだ

忘れて仕舞った答えも
不透明な儘だった希望も
君の歌聲だって気付いた
痛み許り憶えているんだな

思い出は案外、脆くて
抱えた総てがどうにも重くて
今も鈍感な私だから
淡い想いと死んで征くんだな

拝啓、私の朽ちた世界よ
狂ったような此の銘々に
何時迄そんな詩を歌うの?
どうか、希望よ途絶えて

境界、全部塞いでカムパネルラ
此のさんざめく詩を追い掛けて
生きているって気付かなければ良かった
深く落ちて仕舞うのだ

吐き出した思考は点描のように
霞んで君に届かない儘
太陽が昇って街灯が消えて征く
また独りに成って仕舞ったのだ

00:00 / 02:57

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

惑生/初音ミク off vocal

惑生/初音ミクの off vocalです。

閲覧数:430

投稿日:2023/01/11 17:21:03

長さ:02:57

ファイルサイズ:2.7MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

クリップボードにコピーしました