ペインメイカー オケ

眠れない夜が続いた
ただ朝が来るのを拒んだ
冷めやらぬ微熱の正体
それは"■"だって気付いた

モノクロだった世界は
みるみるうちに色付いて
機械仕掛けの心臓は
ぎこちなくビートを刻んだ

産声を上げて動き出した
感情に呼びかけ呼ばれ合うように
胸を蝕むような感覚が
日に日に酷く疼き出して mayday
想いは伝えきれぬ程に
憂いは抑えきれぬ程に
鬩ぎ合いながら擦れて
胸が苦しくて仕方ないの
ペインメイカー 君の事を
思い出して ただ切なくて
癒えない傷は増えるばかり
心は溶け出してしまいそうだ

ふと鳴り出したサイレン
歪み出した視界の周縁
硝子越しに脈打つファクター
思わず見て見ぬ振りをした

右も左も知らずに乗り込んだ
環状線 終わりは見えないままで
飼い慣らした筈の自尊心も
愛想を尽かして逃げ出した maybe

２つにひび割れたイノセンス
季節は青く染まりゆく
花を咲かせたリビドー
胸が詰まる程に狂い咲いて
ペインメイカー 君の事を
拒んだって まだ愛しくて
癒えない傷は増えるばかり
心は枯れ果ててしまいそうだ

モノクロだった世界は 濁った

行かなくちゃ 早く
0時の鐘が鳴る前に
満月の夜を越えて
名も無き期節にさよならを
ペインメイカー 君の事を
忘れたくて でも消せなくて
癒えない傷は残るばかり
知らなきゃ良かったことばかりだ

眠れない夜が 続いた
一人 肩を震わせ泣いた
冷めやらぬ 微熱の正体
それは "恋"だって気付いた