【A】
紅い月が 嘲け笑う
この身 焦がす この衝動
甘く薫る 罠の果実
触れられない 硝子の花

【B】
ねえ お願い 気づかないで この想いに

【C】
いっそ もう 塵になろうか
君が汚れぬように

【A】
凍える胸 癒えぬ渇き
永遠という 消せない枷
苛むような あの十字架を
君の笑みが 溶かすようで

【B】
ああ 君は確か あの太陽に似ていた

【C】
君の光に抱かれて
罪の螺旋に幕を

【C】
許されるなら 最期に
もう一度 君の歌を



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読み


【A】
あかい つきが あざけわらう
この み こがす この しょうどう
あまく かおる わなの かじつ
ふれられない がらすの はな

【B】
ねえ おねがい きづかないで この おもいに

【C】
い(っ)そ もう ちりに なろうか
きみが けがれぬように

【A】
こごえる むね いえぬ かわき
えいえんと い(う) けせない かせ
さいなむよ(う)な あの じゅ(う)じかを
きみの えみが とかすようで

【B】
ああ きみは たしか あの たいよ(う)に にていた

【C】
きみの ひかりに だかれて
つみの らせんに　まくを

【C】
ゆるされるなら さいごに
も(う)いちど きみの うたを