=============================(↓読み仮名なし)
A
ラグナロクの終わり 神々の黄昏
翼のある 白き馬の背に
 兵士たちを向かえ 天空の城へと
 誘いゆく 白き寝ずの番

B
細き腕伸ばして、
凍える空気を 浴びてなお
ひるまずに 導掲げて
素足を晒す

S
凍る夜を駆け巡る 極彩色の煌き
ヴァルキュリアの 幻影を映した 
 暁の女神たち瞬き

A
竪てた琴の調べ 捧ぐその先には
戦に散る 乙女の御霊が
 終わり無き旅路に ついぞ見えもせぬ
 至福を乞う ことを恥と知る

B
盾と冑外して
こぼれる金糸に 清い蒼
探すのは 故無きあの死
鋭き瞳

S
凍る空にたなびいた 光がいま布となり
ヴァルキュリアの 魂を尊ぶ 
歌声は幾重ね、木魂す 


C
覆う氷の地は 溶けず、なお 
紡がれゆく神話よ


S
凍る夜を駆け巡る 極彩色の煌き
ヴァルキュリアの 幻影を映した 
暁の女神、そのため息




「読み仮名あり」
A
ラグナロクの終わり 神々の黄昏(タソガレ)
翼のある 白き馬の背に
 兵士たちを向かえ 天空(テンク)の城へと
 誘(イザナ)いゆく 白き寝ずの番

B
細(ホソ)き腕(カイナ)伸ばして、
凍(コゴ)える空気(クキ)を 浴びてなお
ひるまずに 導(シルベ)掲(カカ)げて
素足(スアシ)を晒(サラ)す

S
凍(コオ)る夜を駆け巡る 極彩色(ゴクサイシキ)の煌(キラメ)き
ヴァルキュリアの 幻影(ゲンエイ)を映(ウツ)した 
 暁(アカツキ)の 女神(メガミ)たち・・・瞬(マバタ)き

A
竪(た)てた琴の調べ 捧ぐその先には
戦(イクサ)に散る 乙女の御霊(みたま)が
 終わり無き旅路(タビジ)に ついぞ見(まみ)えもせぬ
 至福(しふく)を乞(こ)う ことを恥と知る

B
盾(タテ)と冑(カブト)外(ハズ)して
こぼれる金糸(キンシ)に 清(キヨ)い蒼(アオ)
探すのは 故(ユエ)無きあの死
鋭(スルド)き瞳(ヒトミ)

S
凍る空にたなびいた 光(ヒカリ)がいま布となり
ヴァルキュリアの 魂を尊(トオト)ぶ 
歌声は 幾重(イクカサ)ね、木魂(コダマ)す 


C
覆(オオ)う氷(コオリ)の地は 溶けず、なお 
紡(ツム)がれゆく神話よ


S
凍る夜を駆け巡る 極彩色(ゴクサイシキ)の煌(キラメ)き
ヴァルキュリアの 幻影(ゲンエイ)を映(ウツ)した 
暁(アカツキ)の 女神(メガミ)・・・その、ため息

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ヴァルキュリア‐死者を選ぶ者‐

テーマはオーロラ

オーロラは
「ヴァルキュリア=
”聖戦で亡くなった戦死者を神のもとへと連れて行く美しい乙女の姿の精霊”
が着ている甲冑の輝き」だという伝説があります。

 またオーロラの語源がアウロラという暁の女神の名であることから、
「女神の 瞬き/ため息」という造語?を使ってみました。

読み仮名つきあります(カッコ)内は読み方です。

※ラグナロクは聖戦みたいなものだとお考えください。

閲覧数:149

投稿日:2009/11/02 23:18:38

文字数:1,045文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました