「こんにちわ」だとか　そんな挨拶を
ひとりで悩んで　言いそびれる日々
ドアを開けるのが　いつも怖かった
だから窓からの　景色が世界で・・・　

だけど君が来て　窓を叩いてた
「こんにちわ」なぜか　自然に言えてた
少し悲しげな　君の瞳には
弱虫の僕が　どこか重なった

"ハズレ"だってね　きっと待っている
優しくしてもらえる日を

淡く舞い落ちて　季節外れだね
それでも僕らは　ずっと見つめてた
静かに降るだけ　空気も読めずに
似たもの同士の　僕らは出逢った

「こんばんわ」だって　言えるようになり
どうにかこうにか　遠出もできるよ
それでも視線は　どこか冷たくて
まるで銀世界　歩いてるみたい

季節外れには　なれたみたいだよ
それでいいんだね　それがいいんだね
白く融けるまで　消えて行かないで
ほんの少しだけ　勇気をください
淡く舞い落ちて　季節外れだね
似たもの同士の　僕らは出逢った
今日も世界には　救いはないけど
すくいあげた雪　綺麗に思えた　