※募集応募作※

深い森の奥の館　秘密の本が眠ってる
呪文を唱えて開けましょう　今宵は満月　照らす窓

１ページ目の　囚われた姫　助けを求ム　しかし現レズ
勇者は来ない　劔（つるぎ）もない　この世から見放された・・・

名前も知らない姫は　ただひとりぼっち
無意味な祈りと　寂しけな灯火（ともしび）が
悲しく映しだず　残酷な世界を
明日も夢なき孤独　変わらぬ日常へ

そこにクマがやってきたよ　片手にイヤリングを持って
探すさっきまでいた女　これを届けなきゃいけないの

迷い込んだ人たちが増える　赤の頭巾と二人の兄妹（きょうだい）
出会わぬはずの人たちが今　一つのページに集まった

入口⇔（と）出口　どこからやってきたの？
来たこと知らずに歩き続ける子供達
行（ゆ）くはずだった場所はなく　彷徨（さまよ）いつづける
不思議な物語が　生まれてしまうのかな

主人公はダレだ？　いつEND（終わり）がくるの？
朝日が昇ると開けれない　秘密の本
呪文を唱えて閉めましょう　でないと連れて行かれちゃうかもね　「ねぇ、こっちくる？」