ゆれた雫を零さぬように
小さなバケツを右手に持って
濡れた瞳を隠せるように
大きな風呂敷に入道雲詰めて
僕はずっと憧れてたんだ
人差し指をめいいっぱい伸ばしても
届くことは決してなかったんだ
それだからホントに欲しかった
小瓶の中の透き通った碧を
吸い込んだ小さな塊は
手に入れた瞬間 色を失った
ラムネ色した 夏空の小さな
ビー玉みたいな
小さな瞳(め)のひかり
それ以上涙を零さないで
僕はずっと怖かったんだ
君がその色を失ってしまうこと
何時かの真っ白な木綿のハンカチ
切ない青が染め抜くこと
心の中の澄み切った青を
忘れてく大きな君の背中
流れてく時が 君を変えちゃった
レモン味した 初恋の記憶と
ビー玉みたいな
小さな夢の終わり
それ以上涙を零さないで
それ以上その青を 失わないで
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