大きな古時計が午前二時の鐘を鳴らし
蚊帳透かし見る庭に蛍が舞っていた

ひとひらの雪に似て舞い降りた光のひとつ
手のひらに遊ばせて裸足で庭に立つ

澄み渡る空に抱かれて眸綴じれば微かに聴こえた

凛と鳴る恋の歌 闇眩む永久の月よ
星渡る船の櫂と 神明此の手をとって

雫跳ね濡れた石の冷たさ指触れ謳うは
君が教えてくれた名も無き子守唄

色褪せぬ記憶の中で耳を澄ませれば今でも聴こえる

楽の音の恵み運ぶ龍となりて駆け上れ
百合の花 巡る香り 此の想いを届けて

狂い出しそうな砕け散りそうな光の渦を見詰めながら
どうか此の時が永遠に続きます様にと祈った


ライセンス

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【Lily】 幻想結宵【オリジナル曲】/歌詞

副題:lovesong for vocaloids
まんま大好きなボーカロイド達に捧げる恋歌です。

閲覧数:139

投稿日:2012/03/15 23:35:48

文字数:280文字

カテゴリ:歌詞

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