ひらり ふわりと飛んでいった羽は
代わりになるものもありやせん
嘘にまみれて忘れた名など
柱の傷に尋ね問うほどに
絆 契りと交わした指には
残り香すらも (立ち消える)
着せられた衣引き裂いて
手に取れ 銀(しろがね)の月
失くし刻む この御心に
全ての咎 血となり廻(めぐ)れ
狂い落ちる 夜空の下(もと)へ
「私、馳せ参じます。」
この身尽くし 伝わせるは
赤き血潮にもならぬ滴(しずく)
今宵舞う命よ
風と踊れ 誇りと謳え
振るいし月と祈れ
忘るなよ 何卒
「よしなに。」
くらり ゆらりと崩れた光から
握りしめた月に映す
人の世も末に死して戻らず
惑わすな 黄金(こがね)の月
流し濡らす この御心に
背負いし刻(とき) 記憶は何処(いずこ)
望み乞うは ただ一縷こそ
「私、馳せ参じます。」
この身鳴らし 響かせるは
優しき歌にもならぬ言葉(このは)
今宵断つ命よ
風と駆けて 誇りと進め
振るいし月と散らせ
眺む かの姿ぞ
「誰ソ彼(たそがれ)?」
この身咲かせ 花開くは
夜もすがら泣き咽ぶ傷跡
今宵散る命よ
風に託し 誇りを翳(かざ)せ
振るいし月を掲げ
忘るなよ
この身千切り 零れゆくは
青き海にすらなれぬ雫
今宵散る私を
風と笑え 誇りと謳え
振るいし月と眠れ
終ぞ 叶わぬ夢
今宵 紅葉(くれは)と散る
「然様(さよ)なら。」
【歌詞】月振るい、我は散る【落選】
tanta様の楽曲の歌詞募集【http://piapro.jp/t/4LrZ】に応募する歌詞です。
カッコいい和風曲で、サビの最後に登場する4音から自然と歌詞が思いつきました。
イメージは、着物(浴衣?)の女性が戦いに身を投じ続ける姿を想像しました。
歌詞中に何度も出てくる「月」は「刀」です。
テーマは「一心不乱」。
戦いにのみ身を尽くす女性の、揺らぎを見せないながら女性らしい心境が伝わればと思っております。
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落選しましたので、もし使用したい方がいらっしゃいましたらメッセージの方へ連絡をお願いします。
コメント1
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ご意見・ご感想
tanta
その他
今回歌詞の応募ありがとうございました!!
tantaです!
今回誠に残念なんですが選考した結果別の方の歌詞を採用することになりました。
せっかくお時間を割いて書いていただいたのにすいません。
また何かありましたら宜しくお願いします!
2015/02/01 21:20:04