Sunny rain


突然の雨に
濡れたままで走った
蝉の声が雨垂れを
縫うように鼓膜で弾けたんだ

- Rainy -

光を溶かした
天気雨が　夏を
連れ去ってく　前触れも無く
叶わない夢だけ胸に残し

（ah…）

炎天下の交差点を
そっと包んだ
赤く火照る頬を濡らす
Sunny rain　（nanana…）

光が射した雲の向こうに
あの夏がもう消えてく
戻れない昨日に泣いた夜も
透明な雨が洗い流すから

Don't be afraid　ずっと変わらない
ものなんてどこにも無い
チクリと刺す痛み　強く抱いて
明日へ　Fly away


いつの間にか大人になり
夏の青空　忘れていった
晴れた空から降り注ぐ
雨　その向こうの　虹


歳をとるたび　気が付いたのは
幼い頃の自分が
あまりにも無邪気で　自由だから
羨ましくてしょうがない事

濡れそぼつ虹を背にして
ひとり涙を拭うよ
季節が移っても　僕は僕さ
明日は　Shiny day


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とつぜんのあめに
ぬれたままで　はしった
せみのこえが　あまだれを
ぬうように　こまくで　はじけたんだ

れいにー

ひかりをとかした
てんきあめが　なつを
つれさってく　まえぶれもなく
かなわない　ゆめだけ　むねにのこし

あー

えんてんかの　こうさてんを
そっと　つつんだ
あかくほてる　ほほをぬらす
さにー　れいん　なななー

ひかりがさした　くものむこうに
あのなつがもう　きえてく
もどれないきのうに　ないたよるも
とうめいなあめが　あらいながすから

どんと　びー　あふれーど　ずっとかわらない
ものなんてどこにもない
ちくりとさすいたみ　つよくだいて
あしたへ　ふらい　あうぇー


いつのまにか　おとなになり
なつのあおぞら　わすれていった
はれたそらから　ふりそそぐ
あめ　そのむこうの　にじ


としをとるたび　きがついたのは
おさないころのじぶんが
あまりにもむじゃきで　じゆうだから
うらやましくてしょうがないこと

ぬれそぼつ　にじをせにして
ひとりなみだを　ぬぐうよ
きせつがうつっても　ぼくはぼくさ
あしたは　しゃいにー　でぃ