「ナツヘノトビラ」

長い雨が過ぎて また夏の声が聞こえてくる
費やすだけの日々は 染まることも無いまま薄れていく

情熱の狭間に揺らめく僕ら土瀝青上の陽炎の様に
いつだって夕立が僕らを奪い去って 儚く消えていくんだ

あの頃の僕ら まだ幼すぎて
どれだけ強がりを言い合っても
満たされる為に 求め合う為に
足りないモノばかりが多くて
今なら叶えられるのに……

いつかの記憶は彼方 蘇る日々は遥か離れたのに
振り返りたくはないと 明日だけ見つめていたいと願ったのに

炎天の太陽が何より輝いて 曖昧な憂い暴き出す様に
戻らない光景が何より煌めいて 僕らの胸を焦がした

あの夏に僕ら 思い出を残して
どれだけ遠くまで来たんだろう？
忘れられないよ 忘れたくないよ
最後の台詞は そう"See you again."
またあの場所へ もう一度……

あの夏に僕ら 思い出を残して
どれだけ遠くまで来たんだろう？
忘れられないよ 忘れたくないよ
最後の台詞は そう"See you again."
またあの夏を もう一度……

Please, take me to the summer days in ... ...