『2次元卒業宣言』

2次元の奥行きのない世界。かわいい嫁たちだけが俺の希望。どうせ、人生なんて無意味なものだろ。どう生きようが俺の勝手だろ?オタクをdisってるやつ。あいつらはそうやって優越感を味わってるだけ。俺は悪くない。俺は悪くない。

でも、君に会って、どうしようもなく君に惹かれてしまった。俺は現実が闇。でも君が全てを色つきのパステルカラーに変えてしまったんだ。きっと運命と言うものがこの世にあるのならそれはきっと。

思いが募るのに俺は遠くから見てるだけ。何もできない。アニメの主人公の様にカッコ良くも決められない。でも気持ち抑えきれなくて好きだってメールした。

返信は「ごめんなさい」

振られて、苦しくて、現実なんてクソ食らえだ。こんなに苦しいなら、2次元で生きてた方が楽。こんなに誰かを好きになるのなら2次元にいた方がマシ。変な勇気なんて出すんじゃなかった。

でも、でも、好きだから。だから、もう一度、もう一度だけチャンスを下さい。俺は逃げてた。現実から目を背け続けて、努力することから逃げてた。彼女を遠目で見るだけで、彼女に好かれる様ないい男になることを諦めてた。努力して自分の無能さや平凡さを知ることが怖かったんだ。

でも、もう逃げない。この恋を叶えるために彼女好みのカッコいい男になってやる。洋服はかっこよく。彼女の好きな作家の小説を借りて読んだ。好きな音楽も聴いた。彼女の力になれることを全力で考えた。俺が彼女から与えてもらった幸せの分を彼女に返してやりたかった。

あれから関係はギクシャクしたまま、でも少しだけ明るくなった世界。殻に閉じこもった自分の中身は空だった。少し広がった友人関係、努力した分得られた信頼、友情。そうか、現実はこんなにも明るく照らされているんだ。俺が一歩踏み出すだけで。

君がくれたもの、それはとてもとても大きくて、どれだけ感謝しても仕切れない。
だから、まず、君にありがとうを伝えよう。
でも2次元ではない、等身大の君が好きだから、全てを受け止められる男になれたら、いつかきっとまたあなたに好きと伝えよう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

2次元卒業宣言

こんにちは。人見ゆうです( ̄Д ̄)ノ

また痛いタイトルを(笑)
これは歌詞ではなくて、歌詞のネタになるといいな〜というものです。

今回は2次元に逃げていた男の子のお話。
オタクには痛い部分があるかも…ですが、
かなりの自己投影的なお話です>_<
そう、2次元大好き♡でもリアルから逃げてはいけないのです>_<

どなたかこんなお話に曲を付けたいって思って頂けるいましたら、お声をお掛け下さい。
その時は改めて歌詞を書かせいいただきます( ̄Д ̄)ノ
次はこのお話の姉妹物語である『3次元卒業宣言』をしたためているのでもしよろしければ(*^^*)
でもその前に『1次元卒業宣言』というのもあるのでそちらもよければ(^o^)/

閲覧数:79

投稿日:2015/11/02 22:15:02

文字数:884文字

カテゴリ:その他

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