本当の切なさは
そのものが終わってから
本当の思い出は
それすらも忘れてから

若さしか誇れない
ぼくたちはこの町で
また明日 そう言って
都会への 夢を膨らます

草木が手を振るあの夏(きせつ)に
ぼくらも手を振りかえす

もたれたコンクリートの壁も飛び越えていく
この町 飛び出す 不安 迷い 抱えたままで
落ち葉がぼくの頭を小突いた

ビルの森 人は川
溺れそうになりながら
また明日 そう言って
ぼくたちは手を離した

紅葉が手を振るこの秋(きせつ)に
ぼくらは何を振り返る

そびえたコンクリートの壁を
見上げるぼくら
壊すか上るかそれとも背中を向けるか
雪がぼくらの半ばで消えた

その距離は短くて
あまりにも身近すぎた
君はあの頃のように
悲しそうに怒るかな

壊したコンクリートの破片を前に1人
君はもう違う壁の前で あの時の表情で
桜がきみの頭を飾った

"また明日"

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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雪がとけていくように

閲覧数:250

投稿日:2017/01/02 13:40:11

文字数:393文字

カテゴリ:歌詞

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