窓に映る集合住宅
いつもの昼の静けさが 恋しくなって
二度寝の催眠に落ちる
虹が見える 遠くの方に
前触れなく消えていく
箒星の様に

核家族が住む集合住宅
ポスティングをゴミ箱に 入れる日曜
五度目の昏睡に落ちる
捨てた単位を取り戻す様に
確かめたいこの世の真理も
分からないような 私を
包み込んでいた

この雑踏の中言った
「ねえ、忘れないでよ」

私に関係ないこと
放課後飛び出すランドセルの中
交換した手紙はどこへ消えたのか
バス停の下 土砂降りの下
仲直りした後の静寂を
煩いこの街が今奪って

散々な空白 それでも続いて
さりげない言葉 振り向く
何にもないな
夕暮れを輝く 窓ガラスの色も
絵の具の様に 並んで遠のいていく

私に関係ないこと
現を抜かすエンドロールを待った
隠された秘密を追いかける日々だ
価値も無いような 正義の言葉
等間隔に並んだ 運命を
なぞるこの画面の中
 
私に関係ないこと
放課後飛び出すランドセルの中
私に関係ないこと
現を抜かすエンドロールを待った

手を翳していたまぶしすぎる昨日だって
忘れるほどあるでしょ

散々な空白それでも続いて
さりげない言葉 振り向く
何にもないな  
夕暮れを輝く 窓ガラスの色も
絵の具の様に 並んで遠のいていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

メゾン 歌詞

閲覧数:935

投稿日:2022/04/27 13:52:22

文字数:551文字

カテゴリ:歌詞

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