ジャケット

窓辺の椅子に腰をかけて
今日も私は編み物をする
真っ白な糸 染める色は
朝の水色 昼の透明
そして夜が降りる前の
瞼に溶ける琥珀色

時計のように動く指が
いつの間にやら大人になって
きっと気づけば歳を取って
皺を刻んで それでも私
変わらずここにいるでしょう
町の見える小さな窓辺

ストーリーテラーの出番はなくて
誰かに語るような出来事もないけれど
時間を編む この手のひらに
これ以上の魔法があるかしら

眠り目覚めて また眠って
ときに綺麗な空を眺めて
よく似た色の花を飾り
私は今日も窓辺の椅子で
誰のためのものでもない
真っ白な糸を日に染めながら

いつか会った旅の人は
こんな日々を
どんな短い歌に変えて歌うのでしょう

エンタテイナーは夢の中で
誰も彼を起こす鐘を鳴らさないけれど
琥珀色に満ちてゆく町で
これ以上何を望めるかしら

窓辺の椅子に腰をかけて
今日も私は編み物をする
真っ白な糸 染める色は
朝の水色 昼の透明
長い夜が降りる前の
瞬きの間の琥珀色

00:00 / 04:00

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

時を編む家

歌詞募集していた曲が完成しました!

吹憐さんの歌詞はこちらです♪
http://piapro.jp/t/25yb

閲覧数:207

投稿日:2012/12/04 11:08:18

長さ:04:00

ファイルサイズ:5.5MB

カテゴリ:音楽

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