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重く付き纏う 不安定な感覚
心を蝕んでいく
この血に混じり 身体巡り壊され
いずれ噴き出す闇-desire-

求めたものはどこにあるか
何度目かの勇気ある一歩

広げた翼は崩れ
滴り落ちた雫は
何も与えず、空の掌
積み重ねた残骸と
失望による絶縁
「存在証明はここにない」

覆せない 事実-real-に吸い取られる
かつて鋭かった意志
前向きだった この瞳、輝きを
消して閉鎖的でいる

透明な殻の中、走る
残響の痛みにも慣れて

嘲笑うように見えた
次第に消える傷痕
未完了のまま終わるのなら
答えに沈むと共に
唐突な理解が降る
「内包された可能性だけが」

誰かの偽物が欲しい？
既存の原型でいい？
繋がる思考から反射して
無数の衝動の中
一瞬だけの追憶
追い風となり霞を払う

存在なき価値-identity-
空虚な形も今は
研ぎ澄まされて確かな姿-silhouette-
愚かしくとも構わない
貫く視線、先へと
世界に穿つ 「我此処に在り」

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おもくつきま［とう］
ふあんていなかんかく
こころをむしばんでいく
このちにまじり からだめぐりこわされ
いずれふきだすでぃざいあ

もとめたものはどこにあるか
なんどめかのゆうきあるいっぽ

ひろげたつばさはくずれ
したたりおちたしずくは
なにもあたえず、からのてのひら
つみかさねたざんがいと
しつぼうによるぜつえん
「そんざいしょうめいはここにない」

くつがえされた りあるにすいとられる
かつてするどかったいし
まえむきだった このひとみ、かがやきを
けしてへいさてきでいる

とうめいなからのなか、はしる
ざんきょうのいたみにもなれて

あざわらうようにみえた
しだいにきえるきずあと
みかんりょうのままおわるのなら
こたえにしずむとともに
とうとつなりかいがふる
「ないほうされたかのう［せい］だけが」

だれかのにせものがほ［しい］？
きぞんのげんけいでいい？
つながるしこうからはんしゃして
むすうのしょうどうのなか
いっしゅんだけのついおく
おいかぜとなりかすみをはらう

［そん］ざいなきあいでんてぃてぃ
くうきょなかたちもいまは
とぎすまされてたしかなしる［えっと］
おろかしくともかまわ［ない］
つらぬくしせん、さきへと
せかいにうがつ 「われここにあり」

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