触れた風は夏色 こころ焦がして消えてゆく
あの日絡めた指に どんな歌声が似合うだろうか
二度と会えぬ空ならば 遠い轍に想いをのせて
「会いたい」や「ふれたい」が はぐれぬ心のまま
呼んでる 叫んでる 君の名前も知らずに
This road continues to you far away

揺れた影は夕凪 旅は静かに続いてく
あの日ふたり紡いだ 神様にすら内緒だった
君がくれたクチナシが 今も消えない白い残り香
「愛しい」や「恋しい」が 胸を貫いている
誰のため 歌えばいい 火傷のように痛んで
This song continues to you far away

たとえ君が 空へふるまう
この姿を 好きになっただけでも
今 世界のすべてが ほかの誰でもない君のため
昇っては 沈んでく 僕をやわく変えてく
消えない 戻らない 熱を帯びて咲いたまま
Is your lips true?
Is your lips true?
This road continues to you far away
This song continues to you far away
This road continues to you far away

Is your lips true?
Is your lips true?
Is your lips true?
Is your lips true…?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

KALOR(作曲: CØRY-J様)

7/7 採用と相成りました。ありがてぇよぅ

CØRY-J様への応募作品
http://piapro.jp/t/EARB

Calor(カロル)…ラテン語で「熱」
歌を生業に旅をする少年と、とある街の少女の歌です。

少年が衆人の中で美しい歌を歌う姿に少女は恋をしますが、少年は自分の内面を見てくれているのではなく、少女が他の人間と同じように歌を気に入ってくれただけだと悟り、少女に別れを告げ旅を選びました。そうして月日を重ねていくうちに、歌に生きているのに少女への別れの歌さえ口遊めないほど少女に恋をしていた自分に気付きました。「君の名前も知らずに」というフレーズは、君を指す本当の感情の名前が分からないので歌いようがない、というような意味も含んでいます。

曲調が穏やかで、夕暮れ時のような涼しさや夏の終わりのような切なさがあり、誰かを思うように繰り返しの音が続いているなぁと感じたので、今回の詞はすべてが終わった後という時間軸の中で、燻り続けている思いが何度も甦り自分を狂わせることに日々気付かされていくという内容にしてみました。
クチナシは日本、台湾、インドネシアなどに生息している夏の花です。
なんとなく中国、台湾あたりの土地を想像しながら書きました。


キャラクターの背景や設定を深く考えながら詞を書くのは初めてだったので、ものすんごく楽しかったです。ありがとうございます。
ボーカルはリンちゃんかレン君が合うような気がします。どうぞよろしくお願いします。

閲覧数:260

投稿日:2018/07/01 21:07:39

文字数:604文字

カテゴリ:歌詞

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