☆1Ａ
間違いだらけの日常に
眉間に深く 皺(しわ)刻んで
こんな筈じゃなかったなんてさ
立ち尽くす足 責めて

☆1Ｂ
脱ぎ捨てられない
感情論 吐き出す度
理解せず歪(ひず)む
割り裂いて 焦がしてく

☆1Ｓ
果てるよりも 高く跳べよ
視界は黒でも 音なら届く
煽(あお)るよりも 強く呼べよ
斯界(しかい)は零(ぜろ)でも そう 声なら響く


☆2Ａ
不具合だらけの純情を
沽券(こけん)に関わる とか言って
あんな風じゃなかったなんてさ
縫(ぬ)い留めた足 にじる

☆2Ｂ
掃(は)き捨てられない
愛情論 抜け出す度
疲弊(ひへい)して歪(ゆが)み
胸の奥 押し込めて

☆2Ｓ
朽ちるよりも 熱く哭(な)けよ
期待が白なら 軋(きし)んで手繰(たぐ)れば
逃げるよりも 硬く踏みつけろ
欺瞞(ぎまん)は咎(とが)でも ほら 声なら疾(はし)る


☆Ｃ
例えば夜の底で
再び 繰り返したなら
打ち捨てた色だけ
選(よ)り抜いて


☆ＬＳ
果てるよりも 高く跳べよ
視界は夜でも 音なら疾(はや)く
煽るよりも 強く喚(よ)べよ
奇跡が零でも そう 君なら翔べる