行く春に捧ぐ


流れる雲はうわの空で
風が新たな日々を告げる
悲しみに手を振れたならば
私もどこかへ行けるかなぁ…

時移ろい 春の嵐
ただ俯き 暮れる街で
花と雨に 揺れる痛み
ひらりひらりと命は散りゆくの

光り滲む今日の瞬間を抱きしめて
笑えることは幸せでしょう
雨粒に映る透明な曇り空は
何も言わず去った春を惜しむように


私の声はか細過ぎて
街のノイズに掻き消された
忙しく過ぎる日々の中で
残る時間を数えていた

白い靄に 影が歪み
歌うことに 意味は無くて
答え探し 袋小路
胸を押し潰すこの気持ちは何?

何度も何度も声を張り上げて泣いた
生きることが恐ろし過ぎた
苦痛は空を埋め 花びらが雨のよう
降り止まないまま 明日へ今日が巡る


言葉では足りなくて 伝える術も無くて
どこまでも道は暗く…
流れて溜まる花に涙落とした


どうしてだとか 何の為なんだとか
考えても意味などわからない
腕一杯の後悔に傷付いても
明日の「今」を 歌うように生きていくの


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ながれるくもは うわのそらで
かぜがあらたな ひびをつげる
かなしみにてを ふれたならば
わたしもどこかへ いけるかな

ときうつろい はなのあらし
ただうつむき くれるまちで
はなとあめに ゆれるいたみ
ひらりひらりと いのちは ちりゆくの

ひかりにじむきょうの しゅんかんをだきしめて
わらえることは しあわせでしょう
あまつぶにうつる とうめいなくもりぞらは
なにもいわず さったはるを おしむように


わたしのこえは かぼそすぎて
まちののいずに かきけされた
せわしくすぎる ひびのなかで
のこるじかんを かぞえていた

しろいもやに かげがゆがみ
うたうことに いみはなくて
こたえさがし ふくろこうじ
むねをおしつぶす このきもちは なに

なんどもなんども こえをはりあげて ないた
いきることが おそろしすぎた
くつうはそらをうめ はなびらがあめのよう
ふりやまないまま あしたへ きょうがめぐる


ことばではたりなくて つたえるすべもなくて
どこまでも みちはくらく
ながれてたまる はなになみだ おとした


どうしてだとか なんのためなんだとか
かんがえても いみなどわからない
うでいっぱいの こうかいに きずついても
あしたのいまを うたうようにいきていくの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

■行く春に捧ぐ

さびしんぼうPさんの〔曲名募集〕曲名未定その18〔歌詞募集〕への応募作です。

http://piapro.jp/t/8WMd

@歌詞について
なんかこう…春が過ぎてさみしい気分を歌詞にしました。
毎年毎年バタバタしているうちに春が過ぎて、そんな繰り返しが続くのかなぁと。
この時期は、ひと段落ついて気持ちが落ち着くのと同時にそんなことを考えてしまいます。

実際は春の終わりよりずっと前に桜は散ってますが特別出演w(^^;)

閲覧数:194

投稿日:2013/05/04 16:01:13

文字数:1,025文字

カテゴリ:歌詞

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