いつか見せた花弁に舞う
色を君と感じれば

夜を廻す彼の人は云う
「其れは夢幻の蜜」

剥がれた瑕疵を鐘の音が裂き
蒼い空に灰散らす

別れた端に冴えた影の目
私はうつむく

ひらり、と舞った雲
ふらり、止まった黒

ゆらり、染まった日々から
溢れる気持ちは真なのか

晴れ渡った空が憎くて
短い爪を弄った

美を飾った私の嘘は
優艶でした

忘れた歌詞を雨の音が掻き
紅い憂い舞い狂う

甘えた先に褪せた記憶が
私を欺く

くらり、と去った四季
つらり、尖った未知

嫌い、怒鳴った時から
留まる気持ちは真なのか

晴れ渡った空が覗いた
呼吸の中に彷徨う

奇を衒った私の口説
醜悪でした

哭いて、啼いて、
泣き腫らした私の瞼を彩る滴

歪む彼方の世界では
素直になれた

何時か、何時か
咲かしてあげましょう

抱えきれぬ花の束
廻り巡る記憶の片隅に

真実を

夢幻に覗かせて


何時か、何時か
探してあげましょう

数えきれぬ蜜の味
明かし飽かす孤独の最果てに

夢幻歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夢幻歌

showG様の楽曲(http://piapro.jp/t/hjXS)に詞をつけ、応募させて頂きました。

前のバージョンで平仮名表記になります。

閲覧数:143

投稿日:2013/03/15 20:52:31

文字数:441文字

カテゴリ:歌詞

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