無人駅に降り立つ　君はどこか大人びて
知らない人みたいと　私の声も聞こえないふりで
世間話も尽きて　ふとぎこちない沈黙
少し前を歩いていく背中を見つめてた　


あの日離れてしまったこと　何の約束もせずに
ずっと後悔していた　もう一度チャンスがほしかった


見上げた青空　ヒコーキ雲
まっすぐ続く　君を追いかけて
Ah　かけがえない季節が
ほらね　今　はじまっていく



君は友達以上　特別な存在だから
二人過ごした日々は　全部輝いて見えた

あの日と同じ気持ちだよ　私に気づいているの？
君は相変わらずの困った無表情　もどかしい

見上げた青空　入道雲
二人の距離を　吹き抜けてく風
Ah　君と過ごす季節は
あっという間　通り過ぎてく


勇気を出してつぶやいた
これが本当の気持ち
「来年も再来年もその先もずっと
会いたい　どうか……」


見上げた青空　ヒコーキ雲
頷く笑顔が　ちょっと滲んだ
Ah　かけがえない季節を
ふたりで　紡いでいこうよ




（ひらがな表記）


むじんえきにおりたつ　きみわどこかおとなびて
しらないひとみたいと　わたしのこえもきこえないふりで
せけんばなしもつきて　ふとぎこちないちんもく
すこしまえをあるいてゆくせなかをみつめてた

あのひはなれてしまったこと　なんのやくそくもせずに
ずっとこうかいしていた　もいちどちゃんすがほしかった

みあげたあおぞら　ひこおきぐも
まっすぐつづく　きみをおいかけて
あー　かけがえないきせつが
ほらね　いま　はじまってゆく


きみわともだちいじょう　とくべつなそんざいだから
ふたりすごしたひびわ　ぜんぶかがやいてみえた

あのひとおなじきもちだよ　わたしにきづいているの
きみわあいかわらずのこまったむひょうじょう　もどかしい


みあげたあおぞら　にゅうどうぐも
ふたりのきょりを　ふきぬけてくかぜ
あー　きみとすごすきせつは
あっというま　とおりすぎてく


ゆうきをだして　つぶやいた
これがほんとのきもち
らいねんもさらいねんもそのさきもずっと
あいたい　どおか

みあげたあおぞら　ひこおきぐも
うなずくえがおが　ちょっとにじんだ
あー　かけがえないきせつを
ふたりで　つむいでゆこうよ