東京 -off vocal-
BPM=75
歌詞
ひとが流れて風が吹き付ける
今年は一段と冬めくこの街
いつもの通りを一人で歩くと
騒がしいビルの明かりが余計に眩しい
話さなくても良いからただ傍で息をしていて
そうして知り得た癖や温度にもっと染まって
浅はかに笑いたい
あなたに会えないなら東京なんてただの寒い街ね
首元が淋しくて髪を伸ばした
いつからこんなにも弱くて面倒になってしまったの
嘘や演技で良いから同じ景色を見させて
充たした水が凍るようにいま
重ねようとした右手を固く握り締める
触らなくても良いから触れられる距離に居て
そうしてこらえた欲や湿度もきっと無意味で
また今日を溶かしている
あなたに出逢わなければ東京はただ楽しくて
だめな所を隠すように髪を伸ばした
このままどこまでも沈んで臆病になってしまいそう
他に何も要らないから同じ音を聴かせて
「会いたい」の返事は「そうだね」が一つ
虚しくて煩くてただ寒いだけ
いつまでこんなにも喉も心も痛んだまま
差し詰め、渇き切って白く染まる東京
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