白い砂粒 零れ落ちる
すくい上げた掌の隙間を

「まるで時の流れだね」

ひとり呟いた

青の残像 音に聴こえ
冷たい風が心に染みこむ

「昨日」を嫌った人が
「今日」も泣いていた


空は色彩 移り変わる
深みを湛えた瞳のように

強く握りしめた手を胸に抱いている

静の海に 船は浮かぶ
遠い星々の波に揺られて

取り残された未来を迎えに行くんだ


降り注ぐ月の光 帆を上げよう 祝福を
果てなく続く世界 漕ぎ出したら輝いた

いつかは辿りついてその岸辺を歩きだす
遥かな旅を終えて朝はやがて空を照らすから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集】『月船』(仮)

雪さんの11/16までの曲に作詞したものです

残念ながら選考からははずれてしまいましたが、もし使いたいという方がいらっしゃいましたらメッセまたはtwitterにてご連絡頂ければと思います
細かい修正も可能ですのでお気軽にどうぞ

宜しければ感想をお願い致します

閲覧数:268

投稿日:2013/12/11 20:44:48

文字数:256文字

カテゴリ:歌詞

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