なにかに影響をうけてぼくらは生きている

とくに近くのものから強く影響をうける

近づきすぎて境目が分からなくなる

区別しようと対立することもある

何かを望むわけでもなく

ただ空気のようにそこにいたい

いくつかの時を過ごして

ただそこに立っていたい

ーーーー

雨がふり、風が吹き、それでもそこにいる。

生まれたときから変わらず、その場所が気に入っている。

どうしてもどこかへ隠れたくなったら、

その時は仲間を増やしていく

やがて林になり、森になり

やがて別の仲間もやってくる

そうして、そこにいるという何かの主張は

形となって現れていく

でもその本体は動かない

じっとその場から見つめるだけ

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はやく大きくなりたいと
両手を広げてみる

その時の光の強さで、ぼくは大きくなれる。

そう信じていたけれど、
ここをどかなければならない時がきたようだ

あたらしい環境が、光を遮っているから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ひとつの木

ちょっと悲しい、諸行無常や盛者必衰な感じ

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投稿日:2008/03/01 11:30:44

文字数:416文字

カテゴリ:その他

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