A
今日もどこかで救いを求めてる
その声が耳に響くんだ『タスケテ…』
運命なんて宿命なんて
そんなものはただ誤魔化されただけの呪いで
B
与えられた英雄(ヒーロー)なんて肩書き(もの)は
ただの足枷(あしかせ)に成り下がり
望まぬ僥倖(ぎょうこう)はこの身を蝕(むしば)む
そろそろ終わりにしようか この現実を
S
「困った時には、助けて欲しいなら
英雄(ヒーロー)を呼ぶんだ、必ず来てくれるから」
それならその英雄(ヒーロー)にはいったい
誰が救いの手を差し伸べてくれるんだ?
A
今日もどこかで誰かが泣いてる
その声が脳裏に響くんだ『ダレカ…』
運命なんて宿命なんて
そんな呪われた現実に光などどこに?
B
与えられた英雄(ヒーロー)という称号(あかし)
憧れと羨望(せんぼう)の的
光が濃ければ闇も濃く蔓延(はびこ)る
そろそろ終わりにしようか この現実を
S
「もうやめてもいい? すぐそこに限界が」
英雄(ヒーロー)と呼ばれたあの頃の僕はいない
大丈夫さ僕がいなくなっても
別の誰かが英雄(ヒーロー)と成り代わるから
S
「僕が消えたって関係ないんだろ?」
英雄(ヒーロー)でないなら僕など必要ないんだ
そんな世界で生きてる理由はどこ?
「さようなら」って僕は微笑みを浮かべた
バイバイ…
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