今宵も町を 駆け抜ける 刃を交えて
繰り返される 争いだけが 刀傷(きずあと)ふやす

桜の下で 貴方に出会い 恋に落ちた

町は雪に染められ 白に変わる
花びらが散りゆくように ひらひらと舞い落ちる
傷を負った私を 癒してくれた貴方
ふたりは宿命(さだめ)を知らずに 時は動きだしてゆく

想い焦がれる 眠れぬ日々 切なさ募って
一目だけでいい もう一度だけ 触れたい願い

瞳に映る 佇む貴方 敵陣にて

月明かりに照らされ 風の如く
華麗に舞い踊るように 剣刃(けんじん)を貫いて
互いの胸の奥に 願いや想いがある
頬を伝い流れてゆく 涙だけが知っている

暗い夜道をひとり 歩きながら
憂いと予感を抱いて はじめの場所へ向かう

煌く地を駆け抜け あの桜木のもとへ
向けられた刃の意味が 真実を映しだす
深い眠りについた 貴方を見つめながら
握られた片手 静かに そっと振り解いてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

雪月花

ボカロ曲の2作品目です。
曲も投稿致しますのでよかったら聴いてください。

閲覧数:61

投稿日:2012/03/12 23:51:53

文字数:396文字

カテゴリ:歌詞

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