君は何処にいる
僕は此処で待つ
この山間の町で
想い想われていたかった


懐かしい声が聞こえたよう
不意にふりかえった風の道
春はこの町にも来るだろう
心の春とまた違うけど


面影抱いて
ずっと もう ずっと
ぬくもり探した
ずっと まだ ずっと
待ち受けの君
真っ直ぐな瞳

君は何処にいる
僕は此処で待つ
この潮風に吹かれ
君とただ生きていたかった



君の知らないこの未来を
僕ら精一杯に生きてるよ
時に笑顔だってこぼれるよ
前に進もうとしているよ

涙は枯れない
ずっと そう ずっと
祈りを捧げる
もっと そう もっと
愛された記憶力に変えたい

君は何処にいる
僕は此処にいる
早く 還っておいで
僕の腕の中で眠るんだ


誰かの優しさが沁みた時は
すぐ君に報告したくなるよ
クロマツの林を抜けたなら
君に会えそうで

僕は強くなる
日々を慈しむ
だから 還っておくれ
春の陽射しまた浴びたいんだ

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春を待つ

震災で恋人を亡くした青年が主人公です。彼を描くことで震災への忘れない想いや被災された方への応援の意味を込めました。

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投稿日:2015/08/30 09:37:11

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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