燃え堕ちた月


A
ドブ川には置き去りの心が転がってる
悪意が街を覆う夜に
共鳴する心臓は早鐘を打ちながら
生きる感覚を蝕んだ
B
逃れられず闇に堕ちゆく痛み
歪みきった世界に突き付けた答え
S
腐り堕ちた倫理なんて
今更 誰も信じない
爆発寸前の毒を
垂れ流しながら歩く

A’
生々しい傷口をひけらかすかのように
烏合の群れが喚きだした
B
誰も彼も明日に怯えて眠る
祈る声は誰にも届かないと知ってるから
S
生きる程に傷が増える
茨に足を絡ませて
赤く染まった月の下
振り仰ぐ瞳 ユレル

S
苦痛を誰も認めない
鼓動が独り叫んでる
儚い希望 毟り取り
怪物に成り果てたら

歪んだ視界 引き裂いた
爪(ナイフ)にギラリ映り込む
醜い笑みの化け物は
「人間(ヒト)」の形をしていた


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どぶがわには おきざりの こころがころがってる
あくいがまちを おおうよるに
きょうめいする しんぞうは はやがねをうちながら
いきるかんかくを むしばんだ

のがれられず やみにおちゆく いたみ
ゆがくきった せかいにつきつけた こたえ

くさりおちた りんりなんて
いまさら だれもしんじない
ばくはつすんぜんの どくを
たれながしながら あるく


なまなましい きずぐちを ひけらかすかのように
うごうのむれが わめきだした

だれもかれも あすに おびえてねむる
いのるこえは だれにもとどかないと しってるから

いきるほどに きずがふえる
いばらにあしを からませて
あかくそまった つきのした
ふりあおぐひとみ ゆれる


くつうをだれも みとめない
こどうがひとり さけんでる
はかないきぼう むしりとり
かいぶつに なりはてたら

ゆがんだしかい ひきさいた
ないふに ぎらり うつりこむ
みにくいえみの ばけものは
ひとのかたちを していた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

■燃え堕ちた月

アン様さんの【歌詞募集】※タイトル未定への応募作です。

http://piapro.jp/t/Bfec

@歌詞について
ダークヒーロー物をイメージしつつ、退廃的な言葉で味付てみた感じ。
「絶望した主人公が世界に復讐を決意し、自分が化け物になってしまうことに苦悩する」的なストーリーです。

閲覧数:155

投稿日:2014/05/29 21:14:55

文字数:813文字

カテゴリ:歌詞

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