『舞夜桜』


河岸(かし)をなぞる様に一人鞠をつく
澄んだ寄る辺の縁(ふち) 遠い日を想う

はらり舞い踊る月夜の階(きざはし)には
在りし日の夢で逢えた貴方が居た

ゆらゆら陽炎に勾引(かどわか)された日々の中から
ひとえに逢いたいと 二度と叶わぬ【叶わない】
桜吹雪く檻の中で


橋の直中(ただなか)から水面見下ろして
深い霧の調べ 過ぎた日を願う

ひらり舞い落ちる三日夜(みかよ)の縁側には
繋ぎ結びし糸の先 紅(あか)残る

葉擦れがざわざわと 隠したものは何処の何時から
ただただもう一度 届くのならば【届かない】
咲き誇った檻の外へ


逝ってしまった忘れ形見よ
何も残さず私残し
証す温さ終ぞ欠片も(あかす ぬくさ ついぞ かけらも)
見つからず


悠遠の旅路より焼き付いた影求めて
忘れられるはずも無い
契り交わした人

見初めし彼(か)の日から微笑み頬を染めるは
他の誰でもないのと
永遠誓いし日よ

貴方が居ないならー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『舞夜桜』

テーマは『夜桜』で採用基準は以下の通り

・「詩」ではなく、「歌詞」として成立しているか。
・音楽から作者の意図を読み取れた内容になっているか。
・展開としてドラマチックか。
・パッと見で歌詞の内容が理解できるか。
・言葉がキャチーで、最後に残るフレーズがあったか。

恋人というよりも結ばれたけれど一緒に居る時間が短かったといった感じにした
夫婦間はぶっちゃけ恋愛してる方が長持ちする気がする(気がするだけ
そんな偏った感覚があるせいでこうなった

貴方が逝ったのもこんな満開の桜吹雪の時節でした
心が此処に無いのです、虚ろな日々をどう彷徨えばいいというのですか
お互いがとても大事な形見の様な、常に傍に在るものだと手を取り誓った
あの約束を置いて何故先に逝ってしまったのです
意味が無いのです
貴方の居ないこの綺麗な景色など
私には、私にはただただ辛く、憎いばかりで
桜が全て散ってしまう前に、一夜の夢でも構わないのです
ただひとえに、貴方に
貴方にもう一度、逢って伝えたいだけなのです
「私はー・・・」

とまぁそんな感じ


(過去記録)
http://piapro.jp/t/YZki
初音ミク
投稿終了(選考落ち)

閲覧数:125

投稿日:2012/03/21 21:54:36

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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