雨空の駅前に立ち
街灯を頼りに雨乞いを吐き続けて


晴れた空を指差した君
「未来はある」聞き飽きていた
降り始めた誘(いざな)いの声
濡れないように隠れた

夢とか雨乞いとか
嘘とか初恋とか
息とか寄り道とか
「死にたい」願望とか
あー 君の記憶に

先人が残した足跡を
ただただ擦(なぞ)るだけ 向かい風の中で
罪深いこの両の手を、小さな手を
洗い流すような夕焼け前の豪雨を


取り消された大きな夢は
行き宛なく降り注いだ
傘の群れを掻き分けた先
いつの間にかある晴れ間

鬱とか幸福とか
裏とか上面とか
空とか底辺とか
「見えない嘘吐き」とか
あー 太陽がない

連日の猛暑の中君を
ただただ探すだけ 届かないと知らずに
欲深いこの両の目を、恣意(しい)的な目を
洗い流すような朝焼け前の豪雨を


曇る空を眺める時に雨が降ればいいと思ってた
傘はないと分かってるけどもういい


最低な人生に降らす雨は
今までに無いような大洪水な豪雨だ
涙か雨かも分からない今に
叫んだ雨乞いに答えてみろ 豪雨よ

触れた未来を 清める雨の

雨明けの駅前に立ち
街灯を頼りに雨乞いを吐き続けてた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨明け

何かしようとすれば何かが割り込む。
不浄な考えを持った人間という生き物。
不浄な世界のせいでそうなった。
万物の不浄を洗い流してくれ。
豪雨よ。

双葉 鱈さんの歌詞募集に書かせていただきました。

※()は読み方です

閲覧数:120

投稿日:2016/05/15 19:05:22

文字数:495文字

カテゴリ:歌詞

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