紫苑の揺れる丘
冴えた風果てなく
時を越えて吹き抜ける
薄紫の丘
咲き誇る想い
共に分け合ったささやかな調べ
今も心に優しく響く
広がる蒼穹にあなたの微笑みを映す
花よ舞い上がれ遥か愛しさの方へ
喜びも傷痕さえも明日(あす)を照らし出す光
零れ落つその名が痛みを残してゆくのなら
癒さないまま刻んであなたの証を
鮮やかな花びら
何も言わず返り咲く
その気高き強さ
持てるように願う
包み込むように幸せの香り
蘇るのは枯れぬ追憶
揺れる紫苑の花
夢見たまほろばへ永遠(とわ)に手向けて
仰ぎ見る空はあなたへと繋がっているから
寂しさにこみ上げる涙輝きに変えて
私は生きる
冴えた風の中で
紡いだ日々奏でよう
薄紫の丘に
咲き誇る想い
花よ舞い上がれ遥か愛しさの方へ
喜びも傷痕さえも明日を照らし出す光
零れ落つその名が痛みを残してゆくのなら
癒さないまま刻んであなたの証を
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