誰も知らないあの駅で
ただひとり雨をまつ

荒野に沈むレールに
いくつの夢と情熱が駆け抜けた?
祖父よ父よ

貴方が敷いた
道はもう
地図にもない

ただ雨の夜
濡れたブーツで鉄をなぞる
私がここに居るだけだ




雪に沈むあの駅で
お前の熱を思い出す

かの国まで繋ぐのだと
高らかな声が耳に残る
息子よ孫よ

誇るお前の
顔はもう
白く消えた

触れるのは
雪に冷えた鉄の道だけ
祖父が敷いた夢の上に
たしかにお前はここに居たのに

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雨をまつ

閲覧数:73

投稿日:2017/05/12 10:35:50

文字数:218文字

カテゴリ:歌詞

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