一の身体は無垢なもので
悲しみ一つ 纏えなかった
白い陶磁の指で触れれば
儚く踊る 火を愛と謂った

次の身体は柔なもので
憎しみ一つ 覆えなかった
苦い薬で眠るときだけ
爛れる胸の 痛みも眠った

途切れない糸の先
繋いだ貴方がなぜ泣くの

火を放つように この身体も
私何度だって 脱ぎ捨てましょう
グラスの水を 移すように
魂一つ 身を着替えましょう
愛しくても 醜くても
最後に貴方が抱ける日まで

三の身体は錆びたもので
優しさ一つ 拾えなかった
腐食してゆく耳に飾った
赤いピアスを 残して崩れた

何度変わり果てようと
流れる心は知っている

ぼろぼろになった この身体を
私また一つ 打ち捨てましょう
空と大地を 交えるように
貴方へ還って 生まれ変わりましょう
繋いだ糸 手繰り寄せて
最後にこの手取られる日まで

私 貴方の化身

火を放つように この身体も
私何度だって 脱ぎ捨てましょう
グラスの水を 移すように
魂一つ 身を着替えましょう
愛しくても 醜くても
最後に貴方が抱ける日まで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

化身

貴方が貴方を抱ける日まで。

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投稿日:2013/06/12 17:54:26

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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