どしゃ降り、水色の世界
ありふれた孤独を覚えた

吐き出す煙草の煙に
混ざってく感傷

「会いたくて仕方がなかった」
理由ならいつでも単純

「会えなくて…仕方がなかった」
理由ならいつでも単純だ

馴れ合って
舐め合って
惰性の成れの果て
霞んでく未来を
濡らす強い雨

繊細に触れるよ
壊れるまで遊ぼう
満ちていく虚無感
藍褪める紫陽花

もしも、例えば、なんて
何処にもないんだよ
横顔を傘で隠した




ひらがな




どしゃぶり、みずいろのせかい
ありふれたこどくをおぼえた

はきだすたばこのけむりに
まざってくかんしょう

「あいたくてしかたがなかった」
りゆうならいつでもたんじゅん


「あいたくてしかたがなかった」
りゆうならいつでもたんじゅんだ

なれあって
なめあって
だせいのなれのはて
かすんでくみらいを
ぬらすつよいあめ

せんさいにふれるよ
こわれるまであそぼう
みちていくきょむかん
あい、さめるあじさい

もしも、たとえば、なんて
どこにもないんだよ
よこがおをかさでかくした