「弱虫メリー」
さよならハナビラ 手を振り泣いていた
ハルカゼが声を攫っていく
「どうせ、泣くなら」と 潤んだ瞳には
今にも泣きそうな僕がいた
今日も明日も いつかは別れを
そんなの当たり前 人は嗤うけど
明日が来るとは 限らないんだよ
僕も 君も このハナも
だから僕は笑って笑って生きて
そばで君もつられ笑ってくれれば
それだけで大満足
満点の人生だったって 死んでゆけるんだ
寝転ぶ二人は 羊を数えつつ
真っ白な天に星座をまく
瞳の中では 片割れ星達が
羊を乗せながら月へゆく
夢ではしゃいで 現でおやすみ
きっとがいつからか 癖になっていて
叶わぬ約束 積み上げていった
いつか きっと また明日
脈を打った心臓止まった時に
せめて最期二人笑っていれたら
ゆっくりと息を止めて
一つだけ願うよ また君に出会えますように
「私は弱虫なんだよ」って
いつだか笑って言ってたけど
つらさを飲みこみすぎた僕の
代わりに泣いてくれたんだ
君の弱虫は弱さじゃなくて 優しさなんだよ
だから僕は笑って笑って生きる
そばで君もつられ笑ってくれるように
つらい時 君を救う
あたたかい光になれたなら
ハナもまた咲くよ
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