明日を憂うことも無い
ほんの小さな傷口に
ちょっと大袈裟な包帯を巻いて
哀れを乞う姿はまるで赤子

そうして嘆いているといい
肥大した自己愛に押し潰されるまで

さあ気分はどうだい
不安や恐れ踏みつけて
灰色で這い上がれ
焼け付くような両手が
痛みに滲んでも

今日は傷つがずいれた
なのに昔の古傷を
見せつけてばかり今傷ついてる
他人を無視する姿は汚れ果てて

疲れたなんだと言うがいい
君がそう値するなら周りの手が伸びる

さあお先はどうだい
痛みに慣れることはない
灰色に流しだせ
切っ先握る恐怖が
痛みに勝っても

お召しませませ
天国のような煉獄へ
極大絆創膏（バンソーコ）
無視して涙する君に相応しいよ

さあ行方はどこだい
痛みに振り回されてく
灰色は十分か？
駆け出す足が傷だらけ
痛みが滲んでく
それでも今日また歩くのさ