ほんの少しの雨
ぼんやりと一人
やさしく濡れた髪から
すべるため息

バスタブに涙くるくる
雑踏の中で
立ち竦む 小さなわたしに
あなたは気付かない

忘れたと言えば 嘘になってしまう
それでも今も 枯れて欠けて

花待ちあの日 陶酔と夢
街中の雨 抱きしめて青
花待ち 歩幅合わせたのに
届かなかった あなたの右手


裸の爪を隠してた
小さな手のうち
雨音に隠れて呟く
言葉は聞えない

「この水たまりは
 あなたより深いの」
こころの底は 遠く遠い

色濃くなった 肩もそのまま
溢れだすように 滲み出す恋
窓辺のむこう いつかは止む
からり乾いた 夏が近づく

花待ちあの日 陶酔と夢
街中の雨 抱きしめて青
花待ち咲いた 季節を越え
記憶の中の あなたと歩く


おんなじ傘の下を 離れてく
ここからは一人で 花、あじさい

花待ちあの日 陶酔と夢
街中の雨 抱きしめて青
花待ち 歩幅合わせたのに
届かなかった あなたの右手

色濃くなった 肩もそのまま
溢れだすように 滲み出す恋
窓辺のむこう いつかは止む
からり今年も 夏が近づく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

● 花待ち

あなたを待ってた、幼いわたし。

閲覧数:304

投稿日:2011/01/24 15:20:12

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

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