Loneliness

僕に語りかけてるMugには
淡くグラグラのアプリオリ
甘く寄り添っているMugには
一人だけの世界　そして…
僕に語りかけてるMugには
少し落ちぶれた日々の跡
秘密めいているのは自惚れ
一人だけの世界　なぜに…
時間の中にくさびがある気がして
命の中に痛みがある気がして...

A1
おはよう飛び交う
いつもの朝が
デジタル時計を
進めていく
B1
慌ただしく繰り返す声
追い越された
「遅刻！遅刻！遅刻！」
S1...

８月１５日の午後１２時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...

誰にも打ち明けずに
心の奥で叫んでた
仮面を被っている
表情を忘れてしまったんだ
嬉しいことがあって
それでも伝えられなくて
悲しいことがあって
もういいや…
悪夢のようなこの生活に
終止符を打てたらよかった...

A
救いを待ってた 放課後で
降り止まないのは 大粒で
呪いになってた 一言に
背中を取られて 落ちそうだ
B
希望は ないんだろう
未来も ないんだろう
止まった 時計の針
目覚めは 遠い遠い...

眠い夢見のホロスコープ
君の星座が覗いているよ
天を仰ぎながら眠りに消える
ゆっくり進む星々とこれから
占いながら見据えて外宇宙
眠りの先のカレイドスコープ
君が姿見　覗いてみれば
光の向こうの億年　見据えて
限りなく進む夢々とこれから
廻りながら感じて内宇宙...