額縁に聴かせた 涼しげな鈴のような音
居心地よすぎて ぞっとしたんだ

透明のグラスに注がれた淡い水色は
「綺麗ね」君は嬉しそうで

あの真夏の夜道で 初めて出会った
よく知らない君をさ
教えてくれてもいいんじゃない?

優しくしたって 君は気付かない
「またね」の言葉も 意味を持たなくて
鮮やかに染まる 僕の悩みの色
咲かない紫陽花の色


熱をもつ床に 煌めく水面(みなも)がこぼれ落ち
ここに来た証を 刻むよ

涼風(すずかぜ)が遊ぶ
残された日々のなかここで
僕は何かできるのだろうか

ガラスのように綺麗な 君と話したい
ちょっとくらい夢をさ
見させてくれてもいいんじゃない?

笑顔を見せれば 君も笑う
その表情(かお)の秘密 僕も知りたくて
ささやかに香る 「夏の風物詩」と
悪戯な音で逃げた


離れていく僕たちの
距離に嘆く君は
だけど嬉しそうで

藍色の世界の 始まりの
昔話を 口にしたんだ

迎えたひととき 僕は気付く
「またね」の言葉に 意味が溢れてる
涼しげな声に 振り返り知ったよ
「そっか君も夏の…」

別れの言葉は まだ要らない
ふたりの言葉で またここで会おう
清らかに捧ぐ いま結ぶ約束
「ちぎれないかもしれないわ」

「君を探してみる。 この季節がきたら」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エスターテの精霊

こちらはかやのそと様の楽曲(http://piapro.jp/t/YB9y
)の
歌詞募集の応募作です。



夏らしさを入れるように頑張りましたが
ちょっと薄い感じになっていないか不安でしかたないです・・・。


タイトルの「エスターテ」はイタリア語で「夏」
「精霊」は「せいれい」のほうが読んでいてしっくりきますが
歌詞的には「しょうろう」のほうがあってるかと思われます。

閲覧数:211

投稿日:2015/04/04 12:29:36

文字数:549文字

カテゴリ:歌詞

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