黄昏に揺らめく 朧な記憶(メモリー)
意味の無い追憶 重ねて

一人空を見上げ 星数えて瞳を閉じた
深い眠りの中 沈んでいく日常

光の色と一緒に 時計は回るのに
立ち止まったままここで
朽ち果てていく夢を抱いて 踊る

陶磁器のバレリーナ 微笑みを歪ませて
高く伸ばされた 白い指先は空を切る

搔き消える影法師 宝石箱の片隅で
強く煌めいて 幻と共に咲き乱れた

意識さえ薄れて 霞んだ旋律(メロディ)
偽りに鼓動を 委ねて

月の光浴びて 佇んでる誰かの声に
忘れ去ったはずの 名を呼ばれた気がした

美しく色を変えて 世界は回るのに
目を瞑ったままここで
砂になって消える夢見て 歌う

罅割れたオルゴール 歯車の揺り籠で
空に帰れない 椋鳥が紡ぐ子守唄

幻影に誘われて 迷い込む迷宮(ラビリンス)
光り飲み干した 道化師が笑う砂上の城

消滅を望むなら

灼灼(アカアカ)と咲き誇れ 悲しみを引き裂いて
縛る足枷は 躊躇いと共に脱ぎ捨てろ

狭い視界を染める 鮮やかな空の下
息が止まるまで 最果ての海へ歩いて行く

*ひらがな*


たそがれにゆらめく おぼろなめもり
いみのないついおく かさねて

ひとりそらおみあげ ほしかぞえてひとみおとじた
ふかいねむりのなか しずんでいくにちじょう

ひかりのいろといっしょに とけいわまわるのに
たちどまったままここで
くちはてていくゆめおだいて おどる

とおじきのばれりーな ほほえみおゆがませて
たかくのばされた しろいゆびさきわくうをきる

かききえるかげほおし (ほう)(せき)ばこのかたすみで
つよくきらめいて まぼろしとともにさきみだれた

いしきさえうすれて かすんだめろでぃ
いつわりにこどうを ゆだねて

つきのひかりあびて たたずんでるだれかのこえに
わすれさったはずの なおよばれたきがした

うつくしくいろおかえて せかいわまわるのに
めおつぶったままここで
すなになってきえるゆめみて うたう

ひびわれたおるごーる はぐるまのゆりかごで
そらにかえれない むくどりがつむぐこもりうた

げんえいにさそわれて まよいこむらびりんす
ひかりのみほした どうけしがわらうさじょうのしろ

きえるならいまだけわ

あかあかとさきほこれ かなしみおひきさいて
しばるあしかせわ ためらいとともにぬぎすてろ

せまいしかいおそめる あざやかなそらのした
いきがとまるまで さいはてのうみえあるいていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Hysterical Parade

閲覧数:133

投稿日:2012/03/02 21:47:21

文字数:1,046文字

カテゴリ:歌詞

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