街灯を蹴ってみる
虚しさと痛みどっちが大きいか
人影にはっとして
逃げ帰る様に去っていくだけさ
このまま静かに閉じ籠っていたいけど
「ほら出ておいで、隠れてないで」
隣で悪魔が笑う
何もかも汚れたこの世界で生きるしかないのなら
僕は限りなく自分を殺すだろう
紛い物ばかり集めてたって何かを失うだけ
君は初めから気付いていたんだね
ありがちなラヴソング
受け売りの言葉そっくりそのまま
意味もなく旅に出て
また背伸びしては煙草を燻らせた
パノラマ写真のどこにも写らないで
「ほら探してよ、見つけてみてよ」
遠くで悪魔が笑う
止め処ない痛みに震えたって誰もが下を向いて
僕を色のないガラスにするのだろう
たとえ救いを求めてみたって憎しみが増えるだけ
君も同じ様な目を するんだね
灰になって
風に乗って
ここじゃない何処かへ
飛ばされたい
なんてね。
忘れないで
「何もかも汚れたこの世界で君と笑えるのなら
僕はそれ以外何も望まないよ」
当たり前みたいに嘘を吐いて誰かを欺くだけ
君は初めから全て見てたんだね
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黒猫若葉
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お借りしました。
2018/11/12 03:48:45