幼い頃夢見た おとぎ話のように
星が騒ぐ今こそ 旅立ちの夜
船出の時
思い巡るばかりで眠れない、そんな時
その船は私を迎えに来るの
白く光る帆に月の風を抱いて
窓辺に降りた船が優しく囁く
長い夜に(今も)悩んでいる(空を見上げて)
その心は(遠く)旅がしたいと叫ぶ(願っている)
それなら僕の背中に乗ればいい
どんな場所へも進路は自由さ
笑って、泣いて、疲れて眠るまで
(海へ昇っていけ)
窓辺の灯りを残したまま
雲の波間で街が揺れる
今、舵を切って星の航路
明日の私へ あぁ 待ってて
赤 青 白 瞬く飛沫は宝石のよう
広い広い世界で孤独が寄り添う
高鳴る胸震えて、私は「私」に気付くの
固結びの心がスゥっと解ける
ワガママなど(いつも)言えなくて(溜息ばかり)
積もる言葉(重く)息ができない(沈んで行く)
それならいっそ意味など無くていい
どんな声でも歌なら自由だ
星座を束ねて奏でるピアノから始めよう
眠りから覚めた青い空に
飛び立つことは出来ないけど
行くべき道ならもう迷わない
目を閉じて見れば
(ただの夢じゃない)
瞼に刻まれてる 星の航路
(忘れないで 心の声を
忘れないで 私の音色を
忘れないで 船旅の夜を
忘れないで 明日の私を)
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