生温い風 黄昏時に満つる狂気
灯す一つの薄明かりだけ 仄かに


長き黒髪 微笑携え招く囲炉裏
擦り寄る仕草 艶かしさに酔いしれ


見目麗しき彼の女(ひと)に
心奪われ堕ちゆく
―荒い息で誘う―
その身さえ差し出す


悦楽の吐息 甘く熱く
刻み込む鼓動 残像


朱き水音 浸す静寂浮かべて


見下ろす影 歪む口
夢の果てに残酷を
―しめやかなる終幕―
恍惚に震えて


不意に口を突く嘆きの調べ
懐かしさ捻じ伏せ 哂う


闇を身に纏い明けに眠る
印されし怨嗟は消えず


ほら唄が聞こえる…?





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

朱衣-akeginu-

オリジナル楽曲『朱衣-akeginu-』の歌詞です。

閲覧数:147

投稿日:2012/01/08 10:31:10

文字数:257文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました