[A]
平凡な世界で暮らしてる
つまらない人生だ
飛び出す羽も持たない
閉ざされた未来


[B]
現実に僕は否定されていく
冷血な言葉が突き刺さって
ボロボロな心は崩れ落ちる
どこにも居場所はないんだって


[サビ]
秒針だけが僕を殺すように時を刻む
原因も何も分からないままにして
現実は止まろうとはしてくれない
どこに向かえばいいか分からない


[2A]
嘘で満ち溢れたこの世界
恐ろしい現実だ
嘘に慣れてしまったから
真実が見えない


[2B]
悲劇が現実を物語る
フェアリーテールは残酷すぎた
「現実こそが原因になってる」
叫び続けた喉は潰れた


[サビ]
秒針だけが静寂の中で時代を刻む
無音の世界が永遠に広がり続ける
モノクロ写真に写る人たちは
どこへ消えてしまったんだろう？



[C]
現実から逃げるために部屋に閉じ籠る
全てが嫌だって嘆き続ける
どうやればこの世界から飛び出せるんだろうか？
朝を迎えるのが怖くなる

儚く脆い手の中にあるものは
次第に力が無くなって消えていく
僕はもうこの世界には居られないだろうけど
それでもここに居るんだよ


[サビ]
時を刻み 掻き乱された精神
御伽噺は終わりを告げる
裏切った夢を掴んだままで
自分らしくどこまでも落ちていく

止まった秒針は再び動き出す
反射し合う音の狭間に僕は居る
色の付いたモノクロ写真の中
いつの間にか 僕は写っている