東西の線から 漏れた明かりが
隠してる素顔を 映し出して た
言いかけた言葉は 泡沫(うたかた)すら
間さえも 待たずに 消滅した

失くし物見つけた その頃には
大抵は無用に なった後だけ よ
残骸に残った 思い出だけが
存在した意味問い続け た

※1
語れない程
短い人生だけじゃ ないわ
流れた時に
見つけた価値観なんて 二つだけ
愛と夢の欲望が
人を 野獣に化(か)える
そして
誘うまどろみが 細い指を 伸ばす


東西の線から いつか見たのは
幼い素顔で 見上げた先 に
流れた 人ごみ 吸い込まれて
彼らはどこへ向か う


戦争映画のリアリティすらない
群れ集めた劇 参加させられ
マスゲームという 
名の気だるい
単純作業は 延々延と
繰り返された 痛みのまんまで
いつのまにまに 空から海へ
目覚めの 隣の顔は しらない男 あんた誰よ?


東西の線での 窓向こうに
眺めてた景色は 相変わらず で
言いたかった言葉は 思い出す事も
その意味さえ既に無いの よ

※2
語れない程
短い人生だけじゃ ないわ
流れた時に
見つけた価値観なんて 二つだけ
愛と夢の切なさが
人を 優しくするわ
そして
誘うまどろみが 細い指を 伸ばす

※1
※2


思い出して 声
振り向くと 幼い景色が 私を見つめて震える
嗚呼、一瞬の煌きの中
静か に 無数の色と形だけ
私を 包み 羽ばたいていた 嗚呼


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Utakata East West

oharankoさんの曲
http://piapro.jp/t/DRjt に寄せて

不思議な幻想的な曲だと感じました。
残念ながら採用には至りませんでしたが、こういった詞を書くきっかけに与えたくれた事に感謝しております。

閲覧数:171

投稿日:2012/10/15 00:58:52

文字数:616文字

カテゴリ:歌詞

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