どれだけ君を待っていたことだろうか
その涙で重たくなっている眼が開くのを

深い夢に落ちているようで
奏でられた幻はいつもどこか綺麗で
一瞬 震えたあの美しい空に吸い込まれそうだよ

まだ君を光の中で探しているみたい
憂いの積もった季節の隣で

ずっと流れている悲しみが
今でも眠っているんだろう

どれほど眠りについていたんだろうか
夢の中で朝焼けの向こうを指さしていた

眩しい光を遮るようにして
覚えたての寂情で覆い隠した
きっとたぶんもう巣食われることは無いかもしれない

今も君を光の中で探しているみたい
その流してくれた涙の意味を
僕はあの花が開くその日までに
どれだけ分かれるのかな

氷で覆われた内側にある
その微かな光を抱いて
この閉じゆく眼に
別れを告げるんだ

まだ君を光の中で探しているみたい
憂いの積もった季節の隣で

眠る幻日を通り抜けた
君が待っているんだろう

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眠る幻日

ずっと流れている悲しみが今でも眠っているんだろう。

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投稿日:2018/07/29 07:29:34

文字数:395文字

カテゴリ:歌詞

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