■No.262

   深海ラビリンス

ふわり 沈んでく水の瞳に
白磁のガラスの靴 零れ落ちて
逆さまに踊る月の時計が
水面のラビリンスへ 滑り込んだ

きらきら 煌めく星たちの海月が
私の指に触れたら 廻り出す
ゆらゆら 揺れてる瑠璃色のドレスで
魔法のワルツを踊る

くるくる 眩めく水晶の迷路で
鏡よ鏡 私はここにいる?
ゆらゆら 揺らめく黒猫のリズムで
秘密の呪文を唱えよう

ふわり 沈んでく夜の帳に
毒林檎 ひと欠片 紛れ込んだ
逆さまに廻る月の秒針
午前零時を指して すぐに止まる

ふわり 沈んでく水の瞳に
紅いガラスリボンが 淡く映る
逆さまに堕ちる月の時計が
夢幻のラビリンスへ 迷い込んだ

きらきら さざめく星粒の砂糖が
雲雀の舌に 触れたら弾け飛ぶ
ゆらゆら 揺れてる扉絵のピエロと
魔法のタンゴを踊る

くるくる 眩めく七色の迷路で
鏡よ鏡 私はそこにいる?
ゆらゆら 揺らめく幻想のパレエド
ひみつのおまじない 教えて

ふわり 沈んでく水の瞳に
白磁のガラスの靴 見つけたなら
逆さまに光る月と誰でも
水面のラビリンスへ 迷い込むの



■水迷宮
深海のラビリンスと月と童話とおまじない
そんな感じな不思議空間で書いてみました
ねこがすき

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

深海ラビリンス

#039 Records 「DREAM ON PARADE」収録曲
https://dream-on-parade.tumblr.com

閲覧数:244

投稿日:2019/04/21 23:50:20

文字数:537文字

カテゴリ:歌詞

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