1A
旧(ふる)い鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)には
煤(すす)けた朱(しゅ)の鳥居
寂(さび)しい二人は出逢った
人と妖(あやかし)が出逢った

1A´
籠目(かごめ)よ籠目(かごめ)よ 六角星(Hexagram)
躯(むくろ)成す星よ
漫(すず)ろな月日は巡って
惹(ひ)かれてく 如何(どう)しようも無く

鳥籠に囚われた 小鳥(Little bird)
夜に刻まれて眠って
“何時(いつ)かは 飛べるのか”

応(Wow)
夜明けの晩には 東雲(Twilight)
後ろの正面 誰何(Who is it?)
“何時(いつ)まで 廻(まわ)るの”

1B
色恋(いろこい)は迷い路(まよいじ) 通りゃんせ
逝(い)きはよいよい 還(かえ)りはちょっと怖い
散らばった 瓣(はなびら)は無下(むげ)にしないでよ
好き、嫌い、とか今更
苦いも 甘いも
そう 全て飲み干すの

1S
決して結ばれぬならば
一夜(One Night)だけの 恋でしょう
水に浮かぶ泡沫(うたかた)
毀(こわ)れて消えるの

無間(むげん)地獄 飛び込めば
三界(さんがい)の火に 灼(や)かれて
二人夜行(ににんやこう)で 彼方へ
越えてみせるの


2A
七日(なのか)と七夜(ななや)の 七曜(Seven days)
貴方(あなた)と妾(わたし)の 涅槃城(Heaven days)
“何処(どこ)まで 行けるのか”

応(Wow)
鬼さん此方(こちら)よ 手拍子(Clappin’ hands)
常闇(やみ)に繋がれて 無明(Blind eyes)
“何処(どこ)かへ 消えるの”

2B
修羅の道 細道 通りゃんせ
逝(い)きはよいよい 二度とは戻れない
伐(き)り抄(と)った 星穹(ほしぞら)を胸に懐(いだ)いてる
好き、嫌い、でも貴方と
居たいの 痛いの
ねえ 頬笑(ほほえ)みかけてよ

2S
所詮(しょせん) 赦(ゆる)されぬ途(みち)を
一歩一歩(Step, Step) 傍(そば)に行かせて
独り明けない夜に
震えて眠るの

今宵(こよい) 鮮やかな夢の
残骸だけを浮かべて
二人夜行(ににんやこう)で 朝まで
越えていけるの



二度と別(わか)たぬ此(こ)の縁(えにし)
過ちならば 償うけれど
人と人ならざる者の
千代に八千代に 咲かす恋路は華(はな)と散る
嗚呼(ああ)

3S
愛(いと)しさに染まれ
一夜(One Night)だけよ 然(そ)うでしょう
業風(かぜ)に捨てた辞(ことば)は
攫(さら)われてゆくの

そして非非想(ひひそう)の天(そら)へ
千載(せんざい)までも 逃避行
二人(ふたり)永劫(えいごう) 彼方へ
遁(のが)れてみせるの

教えてよ 心情(こころ)の奥を
答えてよ 此(こ)の聲(こえ)に
止(とど)めてよ 零(こぼ)れる泪(なみだ)
燃やし盡(つ)くしてみせて 此(こ)の愛を




〈読み仮名〉


1A
ふるいちんじゅのもりには
すすけたしゅのとりい
さびしいふたりはであった
ひととあやかしがであった

1A´
かごめよかごめよ ヘキサグラム
むくろなすほしよ
すずろなつきひはめぐって
ひかれてく どうしようもなく

とりかごにとらわれた リトルバード
よるにきざまれてねむって
“いつかは とべるのか”

ウォウ
よあけのばんには トワイライト
うしろのしょうめん フーイズイット
“いつで まわるの”

1B
いろこいはまよいじ とおりゃんせ
いきはよいよい かえりはちょっとこわい
ちらばった はなびらはむげにしないでよ
すき、きらい、とかいまさら
にがいも あまいも
そう すべてのみほすの

1S
けしてむすばれぬならば
ワンナイトだけの こいでしょう
みずにうかぶうたかた
こわれてきえるの

むげんじごく とびこめば
さんがいのひに やかれて
ににんやこうで かなたへ
こえてみせるの


2A
なのかとななやの セブンデイズ
あなたとわたしの ヘブンデイズ
“どこまで いけるのか”

ウォウ
おにさんこちらよ クラッピンハンズ
やみにつながれて ブラインドアイズ
“どこかへ きえるの”

2B
しゅらのみち ほそみち とおりゃんせ
いきはよいよい にどとはもどれない
きりとった ほしぞらをむねにいだいてる
すき、きらい、でもあなたと
いたいの いたいの
ねえ ほほえみかけてよ

2S
しょせん ゆるされぬみちを
ステップステップ そばにいかせて
ひとりあけないよるに
ふるえてねむるの

こよい あざやかなゆめの
ざんがいだけをうかべて
ににんやこうで あさまで
こえていけるの



にどとわかたぬこのえにし
あやまちならば つぐなうけれど
ひととひとならざるものの
ちよにやちよに さかすこいじははなとちる
ああ

3S
いとしさにそまれ
ワンナイトだけよ そうでしょう
かぜにすてたことばは
さらわれてゆくの

そしてひひそうのそらへ
せんざいまでも とうひこう
ふたりえいごう かなたへ
のがれてみせるの

おしえてよ こころのおくを
こたえてよ このこえに
とどめてよ こぼれるなみだ
もやしつくしてみせて このあいを




〈読み仮名なし〉


1A
旧い鎮守の杜には
煤けた朱の鳥居
寂しい二人は出逢った
人と妖が出逢った

1A´
籠目よ籠目よ 六角星(Hexagram)
躯成す星よ
漫ろな月日は巡って
惹かれてく 如何しようも無く

鳥籠に囚われた 小鳥(Little bird)
夜に刻まれて眠って
“何時かは 飛べるのか”

応(Wow)
夜明けの晩には 東雲(Twilight)
後ろの正面 誰何(Who is it?)
“何時まで 廻るの”

1B
色恋は迷い路 通りゃんせ
逝きはよいよい 還りはちょっと怖い
散らばった 瓣は無下にしないでよ
好き、嫌い、とか今更
苦いも 甘いも
そう 全て飲み干すの

1S
決して結ばれぬならば
一夜(One Night)だけの 恋でしょう
水に浮かぶ泡沫
毀れて消えるの

無間地獄 飛び込めば
三界の火に 灼かれて
二人夜行で 彼方へ
越えてみせるの


2A
七日と七夜の 七曜(Seven days)
貴方と妾の 涅槃城(Heaven days)
“何処まで 行けるのか”

応(Wow)
鬼さん此方よ 手拍子(Clappin’ hands)
常闇に繋がれて 無明(Blind eyes)
“何処かへ 消えるの”

2B
修羅の道 細道 通りゃんせ
逝きはよいよい 二度とは戻れない
伐り抄った 星穹を胸に懐いてる
好き、嫌い、でも貴方と
居たいの 痛いの
ねえ 頬笑みかけてよ

2S
所詮 赦されぬ途を
一歩一歩(Step, Step) 傍に行かせて
独り明けない夜に
震えて眠るの

今宵 鮮やかな夢の
残骸だけを浮かべて
二人夜行で 朝まで
越えていけるの



二度と別たぬ此の縁
過ちならば 償うけれど
人と人ならざる者の
千代に八千代に 咲かす恋路は華と散る
嗚呼

3S
愛しさに染まれ
一夜(One Night)だけよ 然うでしょう
業風に捨てた辞は
攫われてゆくの

そして非非想の天へ
千載までも 逃避行
二人永劫 彼方へ
遁れてみせるの

教えてよ 心情の奥を
答えてよ 此の聲に
止めてよ 零れる泪
燃やし盡くしてみせて 此の愛を



 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

二人夜行

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投稿日:2013/04/06 11:57:54

文字数:3,066文字

カテゴリ:歌詞

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