絵本の中のお姫様は必ず
小さな時は誰もが憧れる存在

誰からも愛されて、素敵な王子様がいて
物語の終わりは、ハッピーエンドを迎える。
夢見てる少女は、最初は信じている。
私も大きくなったらお姫様みたいになる

そう願いながら絵本を読み返す。
(物語のお姫様は)
少女たちの夢の中で輝き続ける。

(疑うことなく)
愛され必ず幸せに
(ああ....夢見る少女を捕らえて騙して、洗脳していくの)
なれるのと信じ生きてく。
(そしてお姫様は少女の騙した記憶の中で生きる)

いつしか少女は大人になり気づく。
本当はお姫様になんてなれないと

幸せのハッピーエンドはホントはどこにもないんだと
誰からも愛されるなんてホントはありえないことだと
洗脳されていた少女はホントの現実に気づく
こんな物語なんてただの作りものなんだと

そう思いながら絵本を読み終わる
(物語のお姫様に)
「嘘つき」とつぶやいて開いてた絵本を閉じる

(許されざること)
騙され嘆きそして悲しみ
(ああ.....もう少女の記憶の中では生きれないお姫様)
お姫様を信じることはもうない
(そしてお姫様は少女を騙した悪い王女になる)

許されなくても
(もう許さない)
悪役になっても
(悪いお姫様)
少女の中の
(私の中で)
記憶にいたい
(王女になった)

戻れないけれど
(お姫様じゃない)
後悔はない
(罪を背負った)
だって王女として
(王女として)
恨まれ生きていく
(記憶に残った)

(Ah....)
忘れて欲しくないの
この絵本の物語を
この私の存在を
私がいるという証を

(Ah....)
愛されて幸せなのは
絵本の中だけのこと
お姫様なんて結局
ただの偽善者なの

時が過ぎ少女は王女の
(ああ.....王女は少女の記憶にすがって生きたいと願った)
ことすら忘れてしまった
(でもどれだけもがいて足掻いても記憶から消えていく)

愛され必ず幸せに
(ああ...少女の記憶を騙して愛されて生きてたのに)
なれるんだと信じたのに
(最期は恨まれ少女の記憶から忘れられた王女)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

忘れられた王女

この曲を聞くと小さい時に女の子はお姫様に憧れるけど大きくなったらお姫様みたいになれるわけじゃないし、悪役の方が覚えてること多いなぁとか、もはやそんな記憶すら忘れてしまっていると思ったので思いのままに書かせていただきました。

TESTMANさんの歌詞募集曲に応募するために書いた作品です。

応募先のURL
http://piapro.jp/t/UlOP

閲覧数:229

投稿日:2015/01/09 22:31:46

文字数:878文字

カテゴリ:その他

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